伊藤有輝
MBA, University of Michgan
発表演題: タイムトラベルエージェンシーについて
大学という学術機関の中では異色の存在とも言える「経営学」について、研究者との接点や共通点を交えながら紹介する。
経営学では様々な分野を取り扱うが、中でもリスクを恐れず新しい事業に挑戦していく「アントレプレナー」という分野は、研究によって未知の世界を解き明かしていく研究者と非常に近いものがある。ビジネス畑の人間によるアントレプレナーの発揮の仕方を、演者自身の事例を踏まえて取り上げる。その中でも今回は、現在企画している、タイムトラベルエージェンシー事業について説明させて頂く。
実際に歴史上の出来事が起こった同日同時間に、同じ場所に行き、実際の出来事の流れを当時の一次資料(新聞・地図・手紙等)を用いながら追体験する。これがタイムトラベルエージェンシーの事業である。
今回は1872年10月14日にあった、鉄道開通式典を題材として、実際のイベントの流れを追いかけてみたいと思う。具体的には新橋駅の旧駅舎後を出発地として、当日の式典の流れや、鉄道開設に至った経緯、一般民衆の印象等を振り返る。
自身の事例を通じて、研究とビジネスの共通点について感じてもらい、異分野交流のきっかけになれば幸いである。
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